【世界史 人物紹介動画】江戸時代に神話伝承を虚構と見抜いた天才 富永仲基敬仲

動画情報

近代以前は神話と歴史の区別はなく、神話を実際の出来事と認識していました。
しかし富永仲基は、近世にあって、緻密な文献考証によって、
・儒教・中国思想にあって堯・舜・黄帝・神農といった聖王が、後発の思想家であるほど、より古い起源として作り出されること。
・仏教の大乗経典が後から作られたもので、お釈迦様本人の直説でないこと
・神道が中世ごろから称されたもので神代の昔に存在しないこと。
といったことを明らかにしました。

■使用合成音声
・アベルーニ(Voiced by https://CoeFont.CLOUD)立ち絵:針無シ様
・琴葉葵(A.I.VOICE)立ち絵:ゆめうつつ様

■参考文献
・富永仲基『翁の文』富士屋長兵衛 出版 1746
・富永仲基 著 造并自訳(訓点)『出定後語』丹波屋理兵衛 出版 1745
・本居宣長『玉かつま』永楽屋東四郎等 出版年不明
・平田篤胤『出定笑語』出版者不明 1869
・村上専精 『大乗仏説論批判』光融館 1903
・王圻『三才図会』第17巻 出版者不明 1609
・吉田兼倶『唯一神道名法要集』林和泉掾 出版 1655
・加藤周一 責任編集『日本の名著18:石田梅岩 富永仲基』中央公論社1983
・水田紀久ら校注『日本思想大系 富永仲基 山片蟠桃』岩波書店 1973
・釈徹宗『天才 富永仲基:独創の町人学者』新潮社(新潮新書)2020
・梅谷文夫 水田紀之『富永仲基研究』 和泉書院1983
・宮川康子『自由学問都市大阪』講談社 2002 67-68 頁
・宮川康子『富永仲基と懐徳堂』ぺりかん社 1998 183-187 頁
・武内義雄『支那学研究法』岩波書店1949
・武内義雄『懐徳堂と大阪の儒学』(『武内義雄全集』10巻) 角川書店1976
・武内義雄『儒教の精神』岩波書店(岩波新書)1937
・白鳥庫吉「支那古伝説の研究」(『白鳥庫吉全集』8 巻所収)岩波書店1970
・白鳥庫吉「尚書の高等批評:特に堯舜禹に就いて」(『白鳥庫吉全集』8 巻所収)岩波書店1970
・内藤湖南『研幾小録 : 一名支那学叢考』弘文堂1928
・内藤湖南『支那上古史』弘文堂1944
・顧頡剛 著 小倉芳彦ら訳『中国古代の学術と政治』大修館書店1978
・顧頡剛 著 平岡武夫 訳『ある歴史家の生い立ち:古史辨自序』岩波書店(岩波文庫)1987
・竹元 規人「顧頡剛の疑古学説と同時代日本の諸説の比較」『九州中国学会報 52 号 2014
・森和也『神道・儒教・仏教 江戸思想史のなかの三教』 筑摩書房(ちくま新書) 2018
・神谷尚紀『神道入門:民俗伝承学から日本文化を読む』筑摩書房(ちくま新書)2018
・伊藤聡『神道の中世:伊勢神宮・吉田神道・日本中世紀』中央公論社(中公選書)2020
・平岡聡『大乗仏典の誕生:仏伝の再解釈でよみがえるブッダ』筑摩書房(筑摩選書)2015
・青木美知男ら『日本史B』三省堂2010

■参考サイト
・日本古典文学テキスト(『翁の文』)
 http://www2s.biglobe.ne.jp/~Taiju/1746_okinanofumi.htm
・中国哲学書電子化計画(『論語』『墨子』『揚子法言』)
 https://ctext.org/zh

敬仲

By 敬仲

  • けーちゅー
  • 中国(文学・歴史・思想)、古代ギリシア
  • 中国の宗教関係、近代(史・思想)の動画/特定テーマに対し、複数名が時代や地域別に担当する。/【例】イエズス会の活動(欧州、インド、中国、日本)
  • 【世界史 人物紹介動画】江戸時代に神話伝承を虚構と見抜いた天才 富永仲基
  • 科学と宗教の対立は「近代化」を考える上で重要です。日本にも科学的手法によって宗教を分析する先駆がいたことを知っていただければと思います。
  • by※(米印)|【漢詩でわかる?】菅原道真 第一回【世界史 人物紹介動画】
  • 漢文訓読、いいですね。合成音声ソフトに文語文を読ませる動画が増えることをいつも願ってます。 さて、こちら動画で紹介しているような、歴史的著述にあたったり、学説を整理したりするのが、大学における人文学(文学・史学・哲学)の醍醐味です。 もし高校生(もちろん大人のリカレント・生涯学習でも)で面白いと感じた方は、新書本を手に取ってみましょう。それも面白いと思えたら、人文学を専攻しましょう!