【経済史解説】大恐慌と銀行破綻世界史べーた(仮)

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1929年の株価の大暴落に端を発した景気後退は、アメリカを深刻かつ長期的な不況に陥れました。これは、今では大恐慌、もしくは世界恐慌と呼ばれています。
実のところ、大恐慌については、まだわかっていないことも多く残っています。それでも、2022年にノーベル経済学賞を受賞したバーナンキの研究などにより、銀行破綻は重要な手がかりだと見なされています。

今回は、そんな銀行破綻に着目して、アメリカの大恐慌について理解を深めてみましょう。

1929年の大暴落についてのshort動画:

【参考文献欄】
河内信幸(2005)『ニューディール体制論: 大恐慌下のアメリカ社会』学術出版会。
キンドルバーガー, チャールズ P. 著 石崎昭彦・木村一朗訳(2009)『大不況下の歴史: 1929-1939』(改訂増補版)岩波書店。
小林真之(2009)『アメリカ銀行恐慌と預金者保護政策: 1930年代における商業銀行の再編』北海道大学出版会。
東京大学社会科学研究所編(1979)『ナチス経済とニューディール』(ファシズム期の国家と社会 3)東京大学出版会。
西戸隆義(2019)『大恐慌期の米国金融政策』白桃書房。
馬場哲・山本通・廣田功・須藤功(2012)『エレメンタル欧米経済史』晃洋書房。
バーナンキ, ベン S. 著 栗原潤・中村亨・三宅敦史訳(2013)『大恐慌論』日本経済新聞出版社。
フリードマン, ミルトン、アンナ・シュウォーツ著 久保恵美子訳(2009)『大収縮 1929-1933(「米国金融史」第7章)』日経BP社。
Diamond, Douglas W. and Philip H. Dybvig (1983) “Bank Runs, Deposit Insurance, and Liquidity”. Journal of Political Economy 91(3): 401-419.
Soule, George (1947) Prosperity Decade: From War to Depression, 1917-1929 (The Economic History of the United States, Vol. 8). Rinehart and Company.
The Committee for the Prize in Economic Sciences in Memory of Alfred Nobel (2022) “Financial Intermediation and the Economy” (Scientific Background). The Royal Swedish Academy of Sciences.