菅原道真-学者政治家の栄光と没落※(米印)
学者ながら右大臣に昇進するが、無実の罪で大宰府に左遷された菅原道真(845~903)。藤原氏の専横が目立ち始めたこの時期、学問を家業とした道真は、英邁で名高く、宇多天皇に見出され異例の出世を果たす。天皇による過大な評価・重用に苦悩しつつも、遣唐使派遣など重大な国政に関与。だが藤原氏の策謀により失脚する。本書は、学者、官僚、政治家、漢詩人として、多才がゆえに悲劇の道を辿った平安貴族を描き出す。 【アマゾン書籍情報から引用】
菅原道真 濃縮還元100%
道真の人生はどこを切り取っても見どころがあります。私の動画本編でも扱う(予定の)ように、親族、幼少期、出世、外交とのかかわり、そして左遷……
それらを余すところなく、新書一冊にぎゅぎゅっと濃縮したのがこの本です。
新書と侮るなかれ。滝川先生は『菅原道真論』(塙書房)のような専門書も記している、21世紀を代表する道真研究者です。正直なところ、これさえ読んでしまえば道真成分のほとんどは摂取出来てしまうと言ってよいでしょう。
もし、これだけでは足りない、ストレートの道真ジュースが飲みたいんだ、ということであれば、巻末の参考文献や私の文献案内(ダイマ)から色々漁ってみてくださいね。……諭吉が群れを成して逃げ出すのは覚悟の上で(え
書籍情報
- 著者:滝川 幸司
- 翻訳者:–
- 編集者:–
- その他:–
- 出版社:中央公論新社
- 出版年:2019/9/14
- ISBN-10:4121025598
- ISBN-13:978-4121025593
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