【経済史解説】日本の産業革命と在来産業【#革命祭】※(米印)
動画情報
戦前日本の経済成長、とくにいわゆる産業革命期においては、政府による殖産興業政策や機械制大工場の出現だけではなく、伝統的な産業の中小経営が非常に重要な役割を果たしていました。このような産業を「在来産業」といいます。
今回は、産地綿織物業の発展を中心に、戦前日本の在来産業についてお話しします。
参考文献:
Berg, Maxine (1994) The Age of Manufactures, 1700-1820: Industry, Innovation and Work in Britain (2nd ed.), Routledge.
Conca Messina, Silvia Antonia (2016) Cotton Enterprises: Networks and Strategies Lombardy in the Industrial Revolution, 1815-1860, Routledge.
阿部武司(1988)「明治期在来産業研究の問題点 織物業を中心として」近代日本研究会編『近代日本研究の検討と課題』(年報・近代日本研究)山川出版社、109-125頁。
阿部武司(2022)『日本綿業史 徳川期から日中開戦まで』名古屋大学出版会。
阿部武司・中村尚史編著(2010)『産業革命と企業経営 1882~1914』(講座・日本経営史2)ミネルヴァ書房。
石井寛治・原朗・武田晴人編(2000)『日本経済史1 幕末維新期』東京大学出版会。
梅村又次・山本有造編(1989)『日本経済史3 開国と維新』岩波書店。
川勝平太(1976)「明治前期における内外綿布の価格」『早稲田政治経済学雑誌』244-245合併号、508-535頁。
川勝平太(1977)「明治前期における内外綿関係品の品質」『早稲田政治経済学雑誌』250-251合併号、184-211頁。
沢井実・谷本雅之(2016)『日本経済史 近世から現代まで』有斐閣。
社会経済史学会編(2021)『社会経済史学事典』丸善出版。
高村直助(1971)『日本紡績業史序説 下巻』橘書房。
谷本雅之(1988)『日本における在来的経済発展と織物業』名古屋大学出版会。
中村隆英(1971)『戦前期日本経済成長の分析』岩波書店。
中村隆英(1985)『明治大正期の経済』東京大学出版会。
中村隆英編(1997)『日本の経済発展と在来産業』山川出版社。
中村隆英・藤井信幸編(2002)『都市化と在来産業』日本経済評論社。
宮本又郎・阿部武司・宇田川勝・沢井実・橘川武郎(2007)『日本経営史 新版 江戸時代から21世紀へ』有斐閣。
宮本又郎編(2012)『日本経済史』放送大学教育振興会。