ブラックジョークの万国博覧会!?「ポーランドボール」についてFieseler
人類の進歩と調和これは1970年の大阪万博で称えられたテーマです、この標語が掲げられたEXPO’70を始めとした大規模な国際博覧会は5年に1回の文化の進歩が一同に会する貴重な行事なのだそうです。
一方でインターネット上では擬球化した国のイラストで人類の進歩と調和を目指した軌跡である人類の軋轢と闘争、そして世界に存在するあらゆるお国ネタを風刺気味に描くジョークの万博博覧会「ポーランドボール(PB)」が開催されているのです。
まずは世界の国々がカントリーボール(擬球化した国)となった姿を見てはいかがでしょう
中欧の小国、リヒテンシュタインのPB化イラスト(ぴらʓくさん twitterid @tqwu1atsyhvq8b2 より)
普通にかわいいと思います。
南洋の島国、パラオのPB化イラスト(あいのさん twitterid @AInoo1124 より)
元々の国々とは離れた二次創作イメージが発展する場合もあります
アメリカのPB化イラスト、50個の星が省略されています
ポーランドボールはアメリカはサングラス、イギリスはシルクハットなど各国家のステレオタイプアイテムと共に描かれます
じゃあ結局「ポーランドボール」ってどんな作品があるの?
と言われた際の最適解は「何でもあります」となるのではないでしょうか
上のあらゆる「お国ネタ」を風刺気味に描くとの様にその話題のレパートリーはそれはアレクサンドリア図書館を凌ぐほどで枚挙に暇がありません、例えば記憶に新しい英国のEU離脱は多くのイラストのモチーフとなりました
ブレグジットのPB化イラスト(ぴらʓくさん twitterid @tqwu1atsyhvq8b2 より)
ポーランドボール以前にもお国柄を題材にしたエスニックジョークが存在しましたが、そんなお馴染みネタもPBの国々が登場するとマンガとしてすらすらと新鮮に読めてしまいます
英中米伊の食文化と国民性ジョークのPB化イラスト(匿名希望の方より)
ここまでご覧いただいて「言う程ブラックジョークか?」とか「タイトル詐欺ぢゃん」と申されたい方々、ご安心ください
このポーランドボール、なまじ先鋭的な風刺や皮肉を描いてもまろやかに見えます、そのお陰で発展してきたポーランドボールの多様性は今や文字通りタブーがない領域へ達したので近年話題の政治的正しさに背反する概念となっております
(youtubeの方ではブラック強めのPB動画があるので何でも許せる方は……)
かわいいカントリーボールに癒されたいな方も際どい皮肉で自身の懐の深さを確かめたいな方もそれぞれの好みの作品や創作から世界の文化や歴史を覗いてみてはいかがでしょうか
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