編集後記(11月5日公開 さとうささらの憲法解説)せるヴぁんだ
お久しぶりです。今日のブログはタイトルの通り、編集後記です。
さて、先日の動画はお楽しみいただけたでしょうか?
国際法をメインに取り扱っている身でありながら、趣向を変えて憲法学にチャレンジしてみました。動画ではお伝えしきれなかったことを書いていきたいと思います。
法学×歴史学?
動画でも述べている通り、「憲法」は義務教育で唯一習う法かと思います。
あれは今から三万六千、いや一万六千年前だったかもしれません。私が小学生だった頃は、憲法前文を全文丸暗記しようね、などと言われ、覚えさせられた記憶があります。
当時はただの難しい長文でしたが、動画で触れた通り、憲法の立憲的意味があるからこそ、あそこまで重要視されるんですね。
これはまさに、人類が長い歴史の中で「権力に好き勝手させたら回りまわって国民が苦しむ」という事に気づいてしまい、さぁどうしようか?と頭をひねった結果なのでしょう。
そういう意味では、法学は歴史学と非常に密接な関係があるのではないでしょうか?
実際、著名な法が制定される前には、必ず何かしらの歴史的事件があるものです。
先日、SNSでこんな投稿を見た(気がします)。
『ロシアによるウクライナ侵攻で、国際法を受講する大学生が増えている。一方で、国際法はロシアの侵攻を防げなかったのだから無意味だ。国際政治学の方がよっぽど実用的だ』
まぁ、その通りかもしれませんが、このままでは国際法に限らず、法学全体が少し可哀そうなので補足をしておきます。
法学とは、『過去を省み、未来を見据える』学問と言えると思います。(※個人の感想です)
法を考えるときは、まず過去を振り返ります。「過去、こんなに凄惨な事件があったよ」「なんでだろうね」と。
そして、未来に視座を移し、「将来二度と起こさないためにはどうしようか?」と、う~んう~んと悩みぬく訳ですね。
そんな感じで、法を考える時は、その背景となった歴史上の出来事も関連してるんだよ~と思ってもらえれば、法学or歴史学のお勉強がもっと楽しくなるかもしれません。
憲法といえば改憲云々の議論は避けて通れませんが、改憲を考える時は、某条がどうのこうのだけに囚われず、動画で述べた「憲法の基本的な考え方」を是非とも思い出して頂ければ。
哲学者ってすごいよ
自然法思想に触れる際、避けて通れないのがT・ホッブズ、J・ロック、J・J・ルソーの御三方です。
他にも、法学に影響を与えた思想家としては、私の前々回動画で取り上げたグロティウス、ベンサム、JS・ミルなどがいらっしゃいます。
私は哲学分野はさっぱりなので、動画を作るにあたって資料を読むんですが、まぁ~すごいですね。
彼らの考えはなんかもう「私じゃ完全に理解するの無理だな~」となるくらい壮大です。
これを研究する哲学科って本当にすごいですね。(哲学科の先生に大抵ぶっ飛んでる人が多いのはひみつ)
人の思想を追いかけるのには、根気が要ります笑
要約ノートなんかがあればすごく便利なんですが・・・。
話は変わりますが、後年、私の動画を発見した哲学者が私の思想を研究対象にしないとも限りません。
そんなときに「このせるヴぁんだとかいうやつは何を考えて動画を作っていたんだ?」と貴重な時間を割いて頂くもの恐縮なので、ここに答えを書いておきます。
- ささらちゃんもかわいいじゃん
- 編集もっと楽ちんにならへんかな~
- 大学図書館に住みたい!24時間空いていて欲しい!
- 無料でコピーできませんか!
- 洋書を自動で日本語化してほしい(翻訳メガネ的なの欲しい)
以上です。ちなみに、今回ささらちゃんを起用したのは、仕事で全六花航空を利用したためです。
さて、ほぼ駄文でしたが、憲法解説「も」続くとおもいますので、また次回~。(シリーズものをやりすぎなんだよ)
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