フォンスティ音楽教室② 楽器分類法の話の続きとほかスティーヴ
こんちゃっす!!フォンスティーヴです。お久しぶりです。
ということでフォンスティ音楽教室の第二回です。前回は楽器分類法について話した途中で辞めちゃったんですよね……。なので今日は前回の楽器分類法の話の続きをしたのちにちょいとだけ近況報告、及びベートーヴェンの話などをしてしめようと思います。
※記録や文献に則ってお話いたしますが一部主観が入りますのでご注意ください。
確か前回は楽器分類4+1属性のうち「体」「膜」「弦」についてお話ししたと思います。ですので残りは「気」と「電」です。ではまず気属性から行きましょう。
「気」についてですが、これはもう字から普通に推測できますね。「気」は気鳴楽器、空気そのものの振動が主となって音が発せられる楽器を指します。一般的に”管楽器”と表されるトランペット、クラリネット、リコーダーなどは基本的に全て気属性と考えてもらって構いません。また、私たちが普段から行っている「歌」という行為、それを行う「喉」は空気を体内で振動させて音を発しているのでこの分類法では気属性に入ります。他にも「パイプオルガン」や「アコーディオン」「ハーモニカ」なども空気そのものが発音体となっているのでこちらの気属性に分類されます。
ここまで楽器、音の四つの属性について学んできましたが、恐らく世の中の9割以上の音はこれを使えば分類分けすることができると思います。たとえば今私が打っているパソコンのキーボードの音はキーボードそのものが発音体となっているので体属性ですし、口笛は空気が発音体となっているので気属性に入ります。ですが、実はもう1つ、ごく最近登場した「第5の属性」があります。この第5の属性を持つ楽器は世の中にあふれている4属性に比べたらごくわずか、0.01%にも満たないと思いますが、恐らくさっきまで紹介した4つの属性以上に身近だと思います。それが「電」、「電鳴楽器」です。
「電」は主に電気楽器と電子楽器の二種類に分かれています。電気楽器はいわゆる「エレキギター」や「エレキベース」のような、従来の四属性の発音原理を電気信号を使って増幅させるものです。普通のギターならば楽器内に空洞を作り音を反響させる必要がありますが、電気を使うことで空洞を作る必要がなくなります。発音体は確かに弦なのですが、発音原理に電気を使用しているのでエレキギター、エレキベースなどは電属性、その中の電気楽器に入ります。そう、電属性は非常にめんどくさいのです!!!!
では、もう1つの電子楽器についてもお話しておきましょう。電子楽器は電気楽器と同じように「電気」の力を利用して音を出していることに変わりないのですが、電気楽器のように発音体を用意する必要がありません。それだけで音や音階を作ってしまうのです。分かりやすい例で言うと「電子ピアノ」や「電子キーボード」などです。ここら辺になってくると電磁気学や量子力学などの分野になってくるので詳しく解説することは控えますが、電属性に関しては発音体、原理、振動方法などまだいくつか曖昧なところもあり、世界の至る所で議論が続いています。
「さて、ようやく楽器分類法を完走することができました!!」
(このために海外の文献を持ってきたりで結構骨が折れました……。)
これを知ったからと言って明日から暮らしが楽しくなるわけでもなければ豊かになるわけでもないですが、これを一つ知っとくだけでいつの日か人生に訪れるモヤモヤを一つか二つ解消できるかもしれません……笑
それでは、少しだけ日本独自の音楽文化の話をちょこっとしてからしめましょうか。日本の音楽文化の中で、世界に比べて特に異質だと思うのは個人的には「声楽」ですね。声楽というのは見て分かるように「声」を主に使った文化です。一応「歌」というものに入るのでしょかね……?声楽はもう1つの日本独特の芸能文化、「舞」と融合しながら数百年をかけて「能」、「狂言」はたまた「歌舞伎」など、様々な形態に変化します。特に1603年(慶長3年)の江戸幕府時代に突如現れた「出雲阿国(イズモ ノ オクニ)」という女性は男装をしながら狂言や能などの要素を取り入れた舞を街で披露し、江戸の街に一大ブームを引き起こしました。(まあそのあと風紀を乱すとかなんやらで禁止令を出されてしまうのですが……。)他にも中国から伝来した「傀儡まわし」「傀儡子」などの人形を使った芸能も吸収するなど、日本人だからこそできた文化なのかなぁ……と、思いますね。
さて、ちょうどいい感じなのでここから先は次回に回しましょうかね。次回は日本の音楽文化について語る 後半、そして今度こそベートーヴェンとかの話をしたい!!の2本です。お楽しみに!!またどこかで!!フォンスティーヴでした!!
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