※とある大河ドラマ & 動画投稿者様の紹介文です。

ネタバレ注意！

 

こんにちは、いのっちです！

約３ヵ月ぶりくらいのブログです♪

最近は仕事が忙しくなって以前ほど精力的に活動出来ないのがモドカシイ…💦

 

それはさておき、まずは何と言いましても、新しいメンバー（アフリカ推しの魔理沙さん）をお迎えして、益々精力的に活動している「世界史べーた（仮）」をこれからもよろしくお願い致します！

 

最近は生放送企画や質問フォームなどを始めました。

今後もメンバーが多い強みを生かして、色々な新しいことに挑戦していきたいです♪

 

 

さて、今回も好きな「大河ドラマ」の御紹介をさせて頂きたいと思います（今回で４回目）。

 

過去ブログはこちら

　⇒ 第１回「草燃える」  第２回「花神」  第３回「翔ぶが如く」

 

 

 

今回御紹介させて頂くのは、数多い戦国大河の中でも三英傑（織田信長・豊臣秀吉・徳川家康）がほとんど登場しない作品『毛利元就』（1997年［平成9］放送）を御紹介します！
（筆者は生まれてはいますが、リアルタイムで観たわけではありません💦）

 

タイトルの通り、現在の「中国地方」に覇を唱えた戦国大名で、「三本の矢」などの逸話で有名な

「毛利元就」の生涯を描いた作品です。

（因みにタイトルロゴは本人直筆のもので、主人公本人がスタッフとして扱われた唯一の作品）

 

つまり数多い大河ドラマでも「珍しい舞台（中国地方）」「珍しい時代（三英傑が本格的に活躍する前）」を一気に楽しめるわけですね♪

九州戦国史が大河ドラマになるのはいつのことやら…（ボソッ）

 

主人公の「毛利元就（演：中村橋之助 [現・八代目中村芝翫] さん）」は安芸国（現広島県西部）の国人領主の次男として生まれます（去年の鎌倉殿みたいだ）。

しかし、当時の毛利家は絶体絶命。周りは強大な大名（大内氏・尼子氏）に囲まれ、独立性が高い家臣たちも勝手な振る舞い（独自外交など）が多く、内も外もボロボロという状態。

 

更に父母を早くに亡くした松寿丸（元就）は不良になります。

（実際、「乞食［コジキ］若殿」と呼ばれる有様だったとか）

 

それでも養母・杉の方（演：松坂慶子さん）たちに支えられた元就は知勇兼備の名将に成長、27歳で毛利家を継ぎます。

とはいえ毛利家の苦境は変わらず、大国の庇護下を大胆かつ慎重に渡り歩きながら勢力を少しずつ拡大、遂には中国地方の覇者になっていくというのがおおまかなストーリーになります。

 

今作の見所といえばやはり主人公の成長（というか覚醒）でしょうか。当初は真面目で実直な若者だった元就ですが、乱世の現実や権謀術数に揉まれていく中で、毛利を守るためには冷酷な策謀も辞さない老獪な謀将に成長していきます（去年の鎌倉殿みたいだ）。

 

因みに、本作のキーワードの一つである「謀多きは勝ち、少なきは負ける」は、実際に元就が遺言状に記したものだとか。乱世とは恐ろしい…

 

終盤には、少年時代の元就を演じた森田剛さんが、孫の輝元（元就曰く「子供の頃の自分にそっくり」）として再登場するというサプライズがあるのですが、それだけに元就の変貌というものを直に感じることができます。人の一生を１年で演じきる役者さんって本当に凄いなあ。

 

 

さてそんな元就に、謀略とは何たるかを示して尊敬されつつも恐れられる存在（いうならば「謀略の師匠」）として描かれるのが尼子経久（演：緒形拳さん）です。敵を欺くためには味方の兵の犠牲すら容認する冷徹さは、個性的な登場人物が多い本作の中でも特に強烈なインパクトを視聴者に与えました（ファンも多いのでは）。

 

・名将と呼ばれるものは、みな悪徳と背中合わせに生きておる！

・わしは、いい爺で死ぬぐらいなら、血しぶきの中で地獄に落ちるのが本望だ！

 

いやはや名言のオンパレードです（カッコいい）。

 

 

史実の経久はそこまで血も涙もない謀略家では無かったようですが、今日「謀聖」というイメージが定着したのは、間違いなく本作の影響力もあると思います。のぶやぼでは毎回チート能力ですしね。序盤から老齢ゆえに寿命は直ぐに尽きてしまいますが。

 

あと個人的に好きな登場人物は、元就の長男である毛利隆元（演：上川隆也さん）ですね（史実では生誕500年らしい）。

 

一代で毛利家を中国地方一の大大名に育て上げた偉大な父（元就）と優秀な弟たち（吉川元春［演：松重豊さん］、小早川隆景［演：恵俊彰さん］）たちの板挟みに苦しむ青年として描かれます。実際には隆元も十分に優秀で周りは認めていたのですが、身内が規格外過ぎて凡庸に見えるという悲運の二代目キャラです（こういう人が大好き by いのっち）。

 

更には父が得意とする謀略も嫌う生一本な性格で、作中でも度々元就と衝突します（去年の鎌倉殿みたいだ）。それでも、成長するにつれて父のやり方を学んで独り立ちし、戦国大名らしい逞しい人物に成長していきます。その矢先に…

 

以上のように、周りの優秀さに苦悩する凡人代表のようなキャラは、視聴者目線でもかなり感情移入しやすいと思います（私自身がそう）。

 

純朴な若者から戦国大名に少しずつ成長していく彼の人生は、まるで主人公の元就が辿った人生を繰り返しているようです。

こういう「人から人に受け継がれる縁」を感じさせてくれるのが、人の一生を１年かけてじっくり描いていく大河ドラマ最大の魅力だと個人的には考えています。

 

この辺りの壮大な繋がりをしっかりと丁寧に描いていくことを心がければ、今後の大河ドラマも成功間違いなし！ … のはず（多分）💦

 

今回紹介した『毛利元就』には、ここでは語りつくせなかったような魅力的な登場人物が他にも多数登場しますので、是非御自身の眼でお確かめください♪（毎回こればっかりだな）

 

また機会があったら好きな大河ドラマを紹介していきます。

生きている内に九州戦国大河が見れますように！

 

 

最後になりましたが、今回登場した「尼子経久」や「毛利元就」の実像を知りたい！方向けに、YouTubeやニコニコ動画で絶賛活躍中の「しかかくさん」の動画シリーズを御紹介いたします！

 

各リンクはこちら　⇒　YouTube　ニコニコ動画　Twitter

 

【謀聖　尼子経久解説シリーズ】全９回

 

【豪族達と往く毛利元就の軌跡 シリーズ】絶賛更新中！

 

 

ハッキリ言ってどの作品もめちゃくちゃクオリティーが高いです！

「冷酷な策謀家」というイメージが定着している両者の実像に迫る名シリーズです（目から鱗の話がたくさんあります）！

 

「膨大な参考文献」は当然として「一次資料（当時の人々が遺した資料）」や「現地博物館の書籍」すら網羅した膨大な知識を、中国地方の戦国史にあまり詳しくない（というかほとんど知らなかった）私ですら引き込まれるレベルで丁寧かつ壮大に解説なさっておられます♪

編集技術も含めて全てが◎！　絶対観るべき！

 

海外でお仕事している傍らでの作成とはとても思えません（実話）💦

あと、本職の研究者の方々とのコラボも凄かった…（実話）！

同じ歴史系動画製作者として個人的にも尊敬している方の一人です♪

 

しかかくさん、ブログへの掲載許可を頂きまして本当にありがとうございました！

これからの御活躍も応援させて頂きます（一ファンとして）！！✨

 

それでは、今宵はここまでに致しとうござりまする。

（それは違う作品や）

 

皆様ごきげんよう！

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