オリジナル立ち絵を描こう!眞白
オリジナル立ち絵について
はじめましての方ははじめまして。
世界史べーた(仮)メンバーの眞白です。最近の活動としては、企画準備のためにオリジナル立ち絵を描かせていただきました。その関係で、今回のブログはオリジナル立ち絵のメリットから作り方のコツについて解説させていただきます。実は立ち絵を描くのは初めてです。イラストの練習方法的な話ではなく表現したいものに近づけるために気を付けるいちあっぷ的な記事として、実際にオリジナル立ち絵を制作する流れをご覧ください。
今回の記事にご協力いただくのは世界史べーた(仮)メンバーのカレルさんです。大河ドラマ放送や中国〜日本史関連の動画をよくUPされていらっしゃいます。大河ドラマまとめ放送などでスライドご協力をさせていただくなどの交流があるので今回実験台になっていただきました。ありがとうございます。
オリジナル立ち絵が欲しいとき
解説動画を投稿される方の多くは、ボイスロイドの無料で配布されているイラストを動画内の立ち絵や自身を示すアイコンとして使用されていらっしゃるのではないでしょうか。可愛いキャラクターが沢山居て選ぶ楽しみがあって良いですよね。
全ての画像を可愛いボイスロイドにしたい……けれど、活動が多岐につれてオリジナルのアイコンが欲しくなることがあるのではと思います。それは、生放送やゲームなどの参加時が顕著でしょう。個人的には「自分の作品(動画)にも注目してもらいたいけれど、その作品を作っている自分自身にも注目して欲しい」という思いをいだいたタイミングがオリジナル立ち絵を制作するタイミングだと思っています。もし、あなたが自分のオリジナルの立ち絵を持っていたら、どんな活動をしていてもあなたの活動を見つけてもらいやすくなります。
オリジナル立ち絵のメリット3選
①動画ごとに同じ雰囲気を保つことができる
>違うシリーズの動画でもあなたのオリジナル立ち絵を使うことで同じ作者の動画だとすぐにわかってもらえます!
②他の人と被らない
>人気ボイスロイドの人気絵師の立ち絵は他の投稿主さんの動画でも使われがちです。自分だけのオリジナリティを模索したい方はオリジナルへ!
③生放送でも大丈夫!
>立ち絵をアイコン等に使う場合、編集動画はボイスロイドの声が使えても生放送だと地声やボイスチェンジャーの声になります。その際、「ボイスロイドの声ではないけれどボイスロイドのアイコン」という情報の不一致を防ぐことができます。
(※生放送文化に慣れている方には違和感がないのですが、完全な外野から見ると不思議な状態になります)
キャラクターを作るには?
とはいっても、何も情報がない状態からいきなりキャラクターをメイキングするのは難しいもの。まずは、Picrewさんなどのつくってあそべる画像メーカーから自分の好きな絵柄や髪の色、シルエットや表情を探しましょう。ネット上では女の子になりたい、メガネは相棒だ。色んな意見があって良いと思います。自分でラフが描ける方はここの工程は飛ばしてください。
[Picrewさん]
https://picrew.me/
名前がピンポイントに親戚なメーカーさんがいらっしゃったのでわたしも制作させていただきました。アバターは可愛い(かっこいい)方がみんなが幸せになれるので羞恥心は捨てましょう。
[ましろ製造機さん]
https://picrew.me/image_maker/960805
もし、ここで十分に自分好みなキャラクターができたならば、商用利用可能なメーカーかどうかを確認して、ここでつくったキャラクターを動画で使うことも可能です。
※Picrewさんの〇〇メーカーはクリエイターごとに「商用利用」「非商用利用」「個人利用」「加工」などの使用可能範囲が設定されています。利用されるメーカー、およびクリエイターの注意喚起・規約をよく読んで楽しく使いましょう。動画のサムネイルやアイコン使用が禁止されているメーカーもあります。
※動画投稿で収益化を視野に入れる場合はかならず商用利用が可能なメーカーからつくりましょう。
特徴を掴もう
Picrewさんなどで、もしくは自力のラフで描きたいキャラクターが決まったならば、そのキャラクターの特徴を掴みましょう。例えばカレルさんの場合、既存アイコンのイラストを見ると大きな丸メガネと茶髪(もみあげ)が特徴的ですね。青い本(手帳?)を持っていて全体的に優しそうな雰囲気が出ています。
この時点で季節感が出てしまうマフラーは意図的に取らせていただきました。通年イラストの場合は極端に寒い・暑いを出してしまうよりは春秋ベースの格好をして小物で後から付け足すなどで考えた方が使い勝手が良いです。
(※季節感は単体アイコンの場合はあまり気にならないのですが、季節モノ集団企画に参加する際には気になることがあるので、最初は季節アイテムは外すことをおすすめします)
まずはミニキャラにしてみよう
「それ完全に間違ってますよ!」が決め台詞、イラストレーターのさいとうなおき先生の教えによると大きな立ち絵を描く前にミニキャラを描いておくとシルエットが整うそうです。実際、髪型のバランスや衣装の方向性などはミニキャラを描いておくと実際に等身の高い絵にした場合に悩む時間が少なくなるので、おすすめです。
イメージカラーを入れてみよう
折角世界史べーた(仮)として活動をしているので、べーた要素を入れたいと思います。今回着目したのは、世界史べーた(仮)のメンバーが1人1人決めている「メンバーカラー」です。カレルさんのメンバーカラーは「#000080(Navy)」ですので、青色をアクセントとしてイラストに入れることにします。数年前から流行っている髪の毛のインナーカラーや小物の一部として今回は入れさせていただきました。
色相環を意識してみると?
もう少しだけメンバーカラー「#000080(Navy)」を活用しましょう。色相環で青の反対側にある色(補色)をうまく活用すると、インパクトの強い画面を作ることができます。青の反対は黄色ですので、黄色をシャツや本の紐などに使用することにします。
(この色相環自体を覚える必要はありませんが、自分のイメージカラーの反対の色を覚えておくとイラストやデザインを作る際にとても役に立ちます)
色度差・明度チェック
ミニキャラの段階でイラストを大きくしたり、小さくしたりしてみましょう。配色でわかりにくくなる部分がある場合は色相や明度を調整すると解決することがあります。今回はカレルさんの持っている本がコートの色と被ってしまいがちでしたので、本来であればマフラーで使っていた緑をベースに色相や明度を変えて持ち物をもっていることが分かりやすくなるようにしました。
等身を上げてみよう
ミニキャラができたら、今度は等身を上げたイラストを描いてみましょう。意識するところはミニキャラと同じですが、頭身があがることにより細かい描き込みが必要になりますので、バランスに気をつけながら制作していきましょう。実際の解説動画では足などは使われることはないのですが、足まで描いていると全身のバランスが取りやすい上に、いざ必要になった際に新たに描き直さなくて良いのでおすすめです。
特徴を守っている?
描き込みに集中していると本来の条件を忘れてしまうことがあるので、特徴を守れているかは時折思い出しましょう。ミニキャラから立ち絵にするにあたって変更した部分も忘れずに反映させましょう。今回はミニキャラまでは目を閉じていたのですが、立ち絵の汎用性を考えて目は開けさせていただきました。基本的に開けていた方が見ている人の目をひきやすいので開けるのがおすすめです。(きっとそのうち差分を描きます)
表情差分をつくってみよう
動画内で立ち絵として使用する場合は「喜怒哀楽」をベースにいくつか表情パターンがあると便利です。今回は簡単にいくつか表情を準備させていただきました。この辺りは既存の立ち絵セットのバリエーションを参考にすると良いでしょう。
このあたりは人によって必要な表情が変わってくるかと思うのですが、カレルさんに本当に必要だったのは「酔」だったのではないかと今思い直しているところです。
まとめ
ということで、かなりざっくりではありますが、立ち絵を制作する工程をご紹介させていただきました。既に立ち絵がある方も色相環などを参考に配色を見直されると少し印象を変えることができるのではないでしょうか。
今回のカレルさんの立ち絵は今後の企画などにも使用される予定です。お楽しみに!
また、世界史べーた(仮)では1月にHPのメンバー情報の更新を予定しております。これを機にアイコン絵を変えるのも良いですね。
それではよろしくお願いいたします。
眞白
この記事をシェアする
コメント