ハワイ料理がおいしい! 飯テロの話眞白
飯テロがしたいです
みなさんはハワイに行ったことはありますか?
私はハワイどころかアメリカの地を踏んだこともなかったです。
今回はたまたまハワイに行く機会があったので、とりあえず飯テロがしたいハワイの料理についてご紹介します。今回訪ねたのはハワイの中でも一番知名度の高いオアフ島でしたので、オアフ島の文化も少し交えながら飯テロをしていければと思います。
マヒマヒ
日本にも居る魚「シイラ」をグリルやソテーしたお料理になります。魚の名前がそのまま料理名になっていて、シイラはハワイ語で「MAHI MAHI(強い 強い)」という名前になります。高級魚に分類されるシイラは成魚では1.5m〜1.8mほどになるようです。もうそれってほぼ人間サイズでは? 日本では高知でよく食べられているそうですね。
白身魚なのでクセが少なく、ジューシーな食べ応えのある身に濃厚なホワイトソースがかけられていました。ハワイでは魚が出ると大体レモンかライムが添えられるのですが、量が多いのである程度食べたところで柑橘系のものを絞ると、程よくさっぱりとした味に味変できて良いですね。
ハワイでは白米も食べられているので、お米がついています。日本からの移民が多かったこともあり、今でもプレートランチにはお米が添えられることもあるようです。
パイナップルが添えられているのですが、このパイナップルはオアフ島のドールプランテーションから来ているようで、この1切れで満たされるほどの新鮮で甘いものでした。
ガーリックシュリンプ
ハワイの代名詞とも言えるほど有名なガーリックシュリンプですが、本場のガーリックシュリンプはガーリックがしっかりと効いていて、スパイスの存在感が強いです。
そもそもハワイでガーリックシュリンプが人気料理になったのは、ハワイ オアフ島の北部カフクで1970年台に海老の養殖を始めたことがきっかけです。とれたてのエビにオリーブオイルと大量のガーリックをなどで味付けしたB級料理が広まって今にいたります。養殖しているから食材に困らない、うまい特産料理ですね。
今ではお店ごとにエビとガーリックを使う以外は大胆なアレンジをしているようで、使っているスパイスもソースもどこで食べるかでかなり違います。他店との食べ比べをする観光客も多いとか。
余談ですが、ガーリックシュリンプやエビチリのようにエビに味を染み込ませたい料理に関しては、エビの背に沿って包丁をいれると良いとされています。味がよく沁みる上にくるりと丸まって可愛くなりますよ。
ハンバーガー
ハワイもアメリカの一種ですので、もちろんハンバーガーがおいしいです。
バンズの上に棒が刺さっているのは、ウェイターさんが運ぶときにあまりの具の多さにバーガーが崩れてしまわないようにするためのようです。写真の撮り方でわかりにくいですが、実はこのバーガー、手から簡単にはみ出るぐらい大きくて、齧り付くのが大変なぐらいのサイズでした。
(コメントが少ないのはあまりの質量に食べるのが大変だったからです。美味しかったです)
ポケ・ボウル
ポケ(ハワイ語:poke)は”切り分ける・スライスする”を意味する言葉で、切り身魚を白米にのせたものをポケ・ボウルと言うそうです。日本のマグロ丼のような醤油ベースの味付けのものから、ハワイらしい香辛料の効いた味付けのものまで多種多様な味のものが販売されていました。
ハワイ語での表記から察せられるように島国のハワイには生魚を食べる習慣が古代からあったようです。元々は採れたての魚に塩や海藻を混ぜていたものを、西洋から持ち込まれた玉ねぎや日本や中国から持ち込まれたごま油や醤油を使うようになり今の形になりつつあるのだとか。
写真のものは日本出身の方が経営される「マグロブラザース・ワイキキ」さんで購入したポケ・ボウルです。マグロにアボカドが合うのは最早常識ですが、それに辛味の効いたスパイスとライムの酸味の組み合わせがたまらない逸品でした。
パンケーキ&コーヒー
パンケーキの発祥は本当にハワイなのか(?)という議論はパンケーキの定義によって意見が分かれることでしょう。しかし、一般的に先日日本で流行った所謂”パンケーキ”の発祥はハワイであります。
(森永のホットケーキ粉で作ったホットケーキに比べると)少し脂分が多い生地にクリームやシロップ、バター・果物を添えていただきます。
写真は世界3大コーヒーと言われるハワイ原産のコナコーヒーで有名な「ホノルル コーヒー エクスペリエンス センター」さんでいただいたパンケーキになります。店内に充満する挽きたてのコーヒーの香りと、ハンドドリップでいただくコナ・コーヒーの組み合わせがとても素敵でした。(尚、コナ・コーヒーの写真は撮り損ねました)
話はそれますが、ハワイでは犬と一緒にお店に入ることができるお店があるようで、この「ホノルル コーヒー エクスペリエンス センター」さんにも犬連れのお客さんがいました。大きな犬が可愛くて思わずたどたどしい英語で話しかけてもふもふさせてもらいました。
まとめ
まだ数品しか紹介していないにも関わらず、土着のネイティブ・ハワイアンの文化から日本やアメリカ移民によってもたらされた文化までを融合させて旅行者に”実にハワイらしい”料理を提供していることがお分かりいただけたかと思います。
ハワイでは観光産業に重きをおいてから、ハワイの文化や地産地消にこだわったメニューを開発し続けています。特に顕著な動きとして1991年から行われた”食の革命”があります。「ハワイ・リージョナル・キュイジーヌ」という12人のハワイのシェフのグループが集まってハワイ独自の料理を世界の主要な料理として広げていくという目標をもった運動が社会に広まり、ハワイ全土に”ハワイ産の食物を使い、ハワイらしい料理をつくろう”という気運が広まっております。
旅行に来た人にハワイの思い出を食でも残してほしいという思いから郷土料理の”開発”に勤しんでいるハワイの人々の努力を感じることができるいい滞在でした。いえ、難しい話はやめましょう。ハワイ料理、美味しかったです。ここまで読んでいただきありがとうございました。
おまけ
Dole(果物ジュースで有名なあのドールです)のプランテーションに立ち寄ったのですが、パイナップルが実際に育てられているところを見るのは初めてでした。
「パイナップル、ワレェ、そんななり方しとったんかぁ……!」
と衝撃でしたので貼らせていただきます。
もっとしっかりした巨木から実ができると思っていたのに、地面に近い硬度強めの雑草から生えてるんですね。ちなみにパイナップルはハワイが原産の植物ではなく、南米から持ち込まれたものだそうです。1920年代にハワイとアメリカ本土を繋いだ定期客船の広告モチーフとして用いられたことで、一気にハワイ=パイナップルの印象ができたとのこと。
広告の力はすごいですね。
[参考記事]
「Hawaii Regional Cuisine」
https://www.gohawaii.com/experiences/culinary/regional-cuisine
「パイナップルの歴史2-ハワイのプランテーションから全米へ」
https://www.banana-pine-lab.org/list/history/41
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