海軍と炭酸飲料のこばなし

海軍さんの嗜好品  戦争において士気などを維持するのに嗜好品は貴重なものでした。なにせ、やる気がない中仕事をしてもなかなか捗らないように、士気が低いと兵士も弱くなるのです。  第一次世界大戦でもフランス軍は、兵士1人につき毎日4分の3リットル(通常のワインの瓶1本に相当)のワインを無料で支給し、イギリス軍も一日一口程度のラム酒を支給して士気の維持に努めたほど。  第二次世界大戦では救国戦闘機のスピットファイアがフランスにいるイギリス軍の為に落下タンクにビールを詰めたり、仕事熱心な米軍のおにいさんが最前線の小島にアイスクリーム製造機を配備したりと……これらは「兵士を甘やかすため」ではなく「効率よく兵士のやる気を出させるため」に用意されたのです。   WWIでガリポリに上陸したフランス軍のワイン  そういう意味では、昨今のミリタリーオタクの皆さんが小馬鹿にしがちであるイギリス軍の現代戦車に搭載されている電気式湯沸し器も士気の維持という点では侮れない装備です。敵の砲爆撃の嵐の中でも安全な装甲に包まれた戦車の中で火をたかずに暖かい食事や飲み物が楽しめたり、布の消毒ができたりするのです。皆さんだって冷たいコンビニ弁当ばっかりだと少しは暖かいものが恋しくなるでしょう?それが安全にできるのですごいんですよ。 とてもつおいイギリス軍の湯沸かし器  ……っと少し話がそれてしまいましたね。  それでは士気向上の嗜好品を大日本帝国の海軍さんはどうやっていたのかというと、甘いものでやる気を出させていました。  泊地などではかの有名な給糧艦間宮の間宮羊羹などの甘味の補給が有名ですが、巡洋艦以上の大型艦には自分たちでそう言ったものを作る手段がありました。    それが「ラムネ製造機」です!  海軍艦艇には、火災の時に火を消すために「二酸化炭素消火装置」というものが備え付けてあり、それを転用して「ラムネ製造機」というものを設置したのです。  この装備の設置については戦前からであり、昭和三年の「艦舷「ラムネ」製造機装備の件」という訓令が出されており、横鎮、呉鎮、佐鎮長官あて(舞鎮がないのは、当時軍縮条約により要港部に格下げされていたため)に海軍省大臣官房から 『其府麾下所属ノ既成戦艦、巡洋戦艦、巡洋艦、航空母艦、潜水母艦、給糧艦及其他必要ヲ認メタル艦舷ニシテ「ラムネ」製造機ヲ有セサルモノニアリテハ此際艤装品トシテ装備方取計フベシ 右訓令ス(後略)』  とあり、要約しますと 「横須賀、呉、佐世保の各鎮守府長官は、自分の部下所属で竣工済みの戦艦、巡洋戦艦、巡洋艦、航空母艦、潜水母艦、給糧艦そのほか必要な艦船でラムネ製造機を取り付けていない艦があるのならば、この機会にすべて取りつけるように」  というものになります。ここで駆逐艦や潜水艦等がないのは、ラムネ製造機を設置するにはスペースなどの制約があるからなのでしょうかね?実際に駆逐艦島風や駆逐艦山雲といった艦にはラムネ製造機は設置されていなかったという記述を見たことがあるのでそういう事なのでしょう。  ちなみに火を消すための炭酸ですので、そう無闇に使う事もできません。なので停泊時は「ボンベに入った炭酸ガスを陸上から買って製造」していたそうです。    なおその頃、仕事熱心な米軍さんは大型艦にアイスクリーム製造機を導入しており、米空母艦載機が不時着した際に駆逐艦などがパイロットを回収して引き渡せば、お礼にパイロットの体重分のアイスが貰えたそうな……やっぱり格が違うなぁ……

小樽旅行記……?

小樽に行って来ました  お疲れ様です。※(米印)です。  タイトルの通り、ちょっと前に小樽旅行に行っておりましたので、そこで見かけた面白かったものなどをば。    ……え、なんで小樽に行ったのかって? 気になります? 気になっちゃいます? そっかぁ、仕方ないなぁ(ウザい)  もちろん!!!! 小樽潮風高校プロジェクトです!!!!!    まぁ、小樽六花要素はこの画像程度のレベルなので、小春六花を“まだ”知らないという人も気軽に見て行ってください。 (これがなぜ小樽六花要素なのかすぐにわかっちゃった人はちょっと異常なオタクです。反省してください)   小樽旅行だと言ったな。アレは嘘だ  まず紹介するのは北海道開拓の村です。  札幌の東の方、野幌森林公園のとこにあります。小樽ではない。  だってせっかく北海道に行ったらいろいろ行きたかったんだもん……    ともかく、ここはまぁやべーとこでして。当時の建物を再現×内部に史料を展示、という見るべきものしかない最強の布陣。公式サイトに「最低でも2時間以上のご滞在をお勧めします」とか書かれるレベルです。  ちなみに2時間じゃまったく足りません。歴史オタクなら丸一日の滞在をお勧めします。  あ、そうそう。近くに北海道博物館もあるんで、そちらもぜひぜひ。   旅行記に書くことがそれか?  次はこれ! これマジで性癖に刺さりまくりました。  小樽市役所内にあったポスターです。一見して何の変哲もない、北海道新幹線開業のポスター……しかし、実はとんでもない秘密があったんです。  「新幹線」と「開業」の間、なんだか不自然な空白がありませんか? 拡大してみましょう。  完全に手作り感満載で超かわいい……だけじゃありません。勘の良い方はポスターを見た瞬間に薄々気づいていたんじゃないかと思いますが、ちょうどこの4文字分の下に「まもなく」があったはずなのです。  古いポスターを、うまいこと時間がバレちゃうとこだけ手作りの紙で隠して使い続けるやつ、私の性癖ど真ん中です。本当にありがとうございました。   Q. 神を信じますか? A. 小樽で見た  さすがに異常性癖を出すのはあれっきりです。お次は住吉神社。そこそこ王道な観光場所のはず。  神社にお参りといっても、私にはさして願い事もなく。  私はなんとなしに「六花のことをよろしくお願いします」と拝んでみました。    するとどうでしょう。賽銭箱がひとりでに音をたてたのです。  そりゃもちろん、単なる偶然と言えばそれまでですけれども、私にはもう神様からのお返事にしか聞こえませんでした。  私だって、あんな可愛い子のことをお願いされたらついつい「もちろんいいよ、めっちゃやるわ」って賽銭箱の一つや二つ揺らしてしまいそうですからね。    ほんとうに、六花は神様に守られているんだなぁと感じました(スピリチュアル系に染まる親並感)   オタク、いますぐに龍宮神社に行け  続いても神社、榎本武揚ゆかりの「龍宮神社」です。  ちゃんと「武揚建立」と……ちょっと待って!? 画像左の幟!  なんかかわいい子がいる!(ちょい別の場所ですが)  境内のあちこちにこの子がいました。しかも別のバージョンもある。かわいい……    しかもこの子、オリキャラなのだそうです。熱意が凄い。  オタクも今すぐ行け。いや小樽旅行の際にはぜひお立ち寄りください。小樽駅から徒歩5分です。   実は観光がメインではないんだなこれが  これだけ見るとなんかめっちゃ遊んでる感じなんですが、実は結構な量の時間を図書館と文書館に費やしてました……  まぁどっちも調べようと思ったきっかけは六花なんで、だいたい遊びみたいなところはある。  まず、榎本武揚の取材について。  この前、私は榎本武揚動画を出したわけですが、ご覧になりましたか? なりましたよね? 見たって言え。  ともあれ、この動画のためにちょっと色々資料を集めるなどしていました。  参考文献欄にあるものだと、小樽市総合博物館紀要や、『志蘇る』は小樽で手に入れた資料です。他にも使わなかっただけで結構コピー機と格闘したものがあったりなかったり。… Continue reading 小樽旅行記……?

この「コード」を額に入れて飾りたい

はじめに    近況報告になりますが、サムネイル制作者兼HP管理者だったましろさんが退会されたことで、私が今年の4月からましろさんのポジションにそのままスライドする形になりました。ですので、4月1日の「紫電改パート2」の動画からサムネイル制作を担当しています。最初は全く使い方が分からなかった「Adobe Illustrator」ですが、最近はある程度基本的なことはわかったような気がします。ましろさんからいただいたテンプレートを元に、毎回楽しくサムネイルを作っています。       Golang    最近はプログラミング言語のGoにハマっていて、Javaから浮気しそうな感じです。言語としては、Javaよりは若干レベルが低い感じがしました。ポインタの概念がある程度には低レベルですね。Javaより低レベルですけど、勉強の難しさはJavaより高い感じがします。Java8のドキュメントは日本語で転がっていますし、Javaの解説ブログ、動画の類いもたくさんあります。しかし、Goのドキュメントは多分英語しかないので、標準ライブラリの仕様を見に行く時に若干めんどくさいのです。まあ、日本語の解説ブログが全くないわけではないので、色々探してみると参考になるものがたくさんあったりします。   ・Java8のドキュメント(日本語) https://docs.oracle.com/javase/jp/8/docs/api/overview-summary.html ・Goのドキュメント(英語) https://go.dev    このブログを書いている10日くらい前から勉強を始めましたが、色々な方法で勉強しています。大学の課題を捌きつつ別のこともやっているので牛の歩みですが、主に下記の2種類の方法をやっています。    ・「A tour of Go」をすすめてみる。  ・競プロ(「AtCoder」とか「Paiza」)をやってみる。   「A tour of Go」  日本語で書かれたGo言語のチュートリアルです。ブラウザ上で記述して実行して結果が得られるので、実行環境をインストールしなくても使えるというのが利点でしょうか。現時点で、大体半分くらいやりました。 https://go-tour-jp.appspot.com/welcome/1   競プロ  以前Javaで書いたものをGoで書き直すとか、普通に新しい問題をやったりしています。あ、もちろん難しい問題は、そもそもJavaですら書けないのでやってません。Paizaで言うところのD,C,B問題、AtCoderの「AtCoder Beginner Contest」のA,B問題あたりをやっています。       この「コード」    結論から言えば、このブログのタイトルの「コード」とは、標準入力を受け取る一連の処理のことです。このブログを額に見立てて最後に飾っておきましょう。  勉強を始めてから昨日までは「fmt.Scan(&n)」で何も問題がなかったのですが、今日解いた競プロの問題では使えなかったのですよね。短い文字列であれば問題なくて、長いと不具合が生じるのではないかと、私は思ったりしました。これを解決するために、いろいろネットの海をさまよって、それっぽいコードを見つけてきました。しかし、意外とこのコードが複雑で理解に少し時間がかかってしまいました。  そもそも、標準入力から文字列を受け取るというのは競プロの問題では初歩の初歩といいますか、前提条件、出来ないやつは提出することを許さず、的なものです。したがって、この理解したものを消してしまうと、次に書く時に覚えていられる不安になりました。そういうわけで、この初心者コードを貼り付けておきたいと思うに至ったわけです。   package main import ( “bufio” “fmt” “os” “strconv” ) func main()… Continue reading この「コード」を額に入れて飾りたい

フォンスティ音楽教室① 音楽史の話をしようとしましたが楽器分類法の話

皆様お久しぶりです!!世界史べーた(仮)様のOP曲、アイキャッチ効果音、及び音楽史動画を主に制作しているスティーヴです!!ブログを書くのも本当に久しぶりですね……。その間に新しく入会される方もいれば、去られた方もおり……時の流れ、そしてそれが過ぎ去る速さを直に感じておりました……。   前までは私がキングダムなりアド・アストラなり好きな歴史漫画について語っていたのですが、せっかく私も本格的にべーた様の音楽要員として活動を開始したので、今回からはフォンスティーヴのクラシック教室と題し、この私スティーヴがとにかくクラシック音楽、そして世界の様々な作曲家、音楽史について語ろうと思います!!Youtubeの方で投稿されている音楽史動画のこぼれ話をするかもですし、行き当たりばったりなのでちょくちょく話が脱線すると思います……どうか温かい目で見守ってください……ちなみに次回は未定です!!   さて、じゃあまずはベートーヴェンの話でもしますか、ベートーヴェンが生まれたのは1770年、日本ですと明和7年、江戸時代です。そもそも日本って元から独自の音楽文化を持っていたんですよね。卑弥呼について記されたことで有名な「魏志倭人伝」には、邪馬台国内では葬儀で歌舞をしていたと言う記述があります。また、日本書紀には第14代天皇の仲哀天皇が琴を弾奏していたと言う記述があるそうです。 「琴」という楽器は未だに謎が多くてですねぇ……。古代の日本では呪術に使われていたという噂もあります……。一応「琴」という楽器は弦を使って音を出すので「弦楽器」という分類に入るのですが、ヴァイオリンと琴が兄弟、仲間ってのは少し無理がありますよね笑 弦楽器にはヴァイオリンのように弦をこすって音を出す擦弦楽器、ギターのように弦をはじいて音を出す撥弦楽器、ピアノのような弦を叩いて音を出す打弦楽器(弦打楽器)の、主に三つの種類があります(古代祭りの時の動画で話したっけな……。)。あと古代祭りの動画ではオーケストラで使われる楽器は主に「弦・打・吹」の三つに分かれると言ったと思うんですけど、実はそれよりももっと細かい分類があります(このままだと例外が結構ありますしね)。その分類はドイツの音楽学者である「クルト・ザックス(1881-1959)」とオーストリアの民族音楽学者「エリッヒ・モーリツ・フォン・ホルンボステル(1887-1935)」の2人によって20世紀初頭に作られました。この分類法は2人の名前からとって「ザックス=ホルンボステル分類」と呼ばれています。 ザックスホルンテス分類(以下HS分類)では、楽器は「体・膜・弦・気」の4つの属性に分けられています。現代ではそこに新しく「電」というものが加わったので厳密には5種類ですが、電は少しイレギュラーなケースなので4+1種類と言った方がいいですね。例外はなく、この世にある楽器は全てこの4+1属性がベースとなっています。では体・膜・弦・気とはどういう意味なのか。結論から言いますと、これの鍵は「発音原理」です。 「体」は「体鳴楽器」の略。楽器そのものが発音体となっているケースです。具体的な例ですと「シンバル」や「カスタネット」など。息や弦を必要とせず、楽器をぶっ叩いてそのまま音を出すことができますよね。じゃあ「体は打楽器のことなの?」と言われたらそうでもありません。あとで説明しますが「ティンパニ」や「タンバリン」は膜属性に分類されます。また、「オルゴール」もこの体属性に分類され、ワイングラスやコップに水をはってその縁を湿った指でなぞることで音を出す楽器かどうかすらも怪しい「グラスハープ」もこの体属性に分類されます。例えば、黒板を爪で引っ掻いて「キィィィィィィ!」という音を出すアレは、引っ掻くことで黒板そのものが発音体となっているので体属性に分類されます(どちらかと言えば雑音ですが……笑)。実はそれだけではなく、体属性の中でも、奏法や作りによってさらに細かい分類がされます。例えば細かい音程があるもの、それだけでメロディーを演奏することができるものは「旋律体鳴楽器」、できないものは「非旋律体鳴楽器」と呼ばれたり、それとは別にグラスハープのように擦って音を出すんだったら「擦奏体鳴楽器」、それよりもシンバルのように直接的な方法で音を出す場合は「打奏体鳴楽器」と言われたりします(そしてさらにその中で細かい分類があったり(T_T)……。)。ですが四属性より先の分類に関しては学者や国によって大きく解釈や名称、方法が変わってしまうのであんまり気にしすぎずに聞いてください笑。 「膜」は「膜鳴楽器」の略で、まぁ日本で使われている太鼓は大体これだと思ってもらって大丈夫だと思います。名前の通り木の筒や枠などに薄い皮や紙でできた「膜」をはることで体鳴楽器とはまた違う形の振動を起こします。まぁこれにももっと細かい分類はありますが、他の3つに比べたら簡単だと思います(多分)。ドラムセットで使われるスネアやキックも膜属性が大半だと思います。 「弦(やっとここまできた……)」は、まぁイメージの通り弦鳴楽器です。弦を発音体として振動を起こして音を出す、まぁほぼ弦楽器ですね。さて、最初の琴とヴァイオリンの話に戻りますけど、弦属性って少し特殊でして、ザックスの分類法によるとまぁまず弦属性は四つに分かれるそうです。それぞれ「ツィター」「ハープ」「リュート」「リラ」。 「何度も言うんですけど、この話はマジで諸説がありまくりんなので私のこの話だけでなく、自分の納得できる答えを探してください。無責任ですんません!!!」 まず結論から言いますと、まず琴は「ツィター属」に入ります。ですが、ヴァイオリンは「リュート属」に入るんですね。あと、ピアノも実は「ツィター属」です。なのでどちらかと言えばピアノはヴァイオリンよりも琴の方が仕組みは近いんですねぇ……。 いや、ほんとにここの分類はマジでめんどくさいです。 まずツィター属なんですけど、”主には”共鳴体とされる筒なり箱なりに弦をはったものを指します。なので琴はこれに属します。 「あれ?でもヴァイオリンもそれに近くない?」 そう思った方もいると思います。わかります。ではリュート属ってなんなのかと言いますと、ネックがついているタイプの弦楽器です。ネックがついていたら何ができるのかと言いますと、演奏しながらネックを指で押さえて弦の長さを調整することができるんですね。そこが大きな違いです。ギターもリュート属に入ります。もちろんヴァイオリンも。   はい、この分類法で一番めんどくさくなってくるのが我らがピアノくんです。先ほどは琴とピアノはかなり近い位置にいると言いましたが 「琴とピアノが兄弟?そんな分けねぇだろ!!」 と、そう思いますよね、ご安心ください。私もそう思ってます!!!   この話の中で一番大事になってくるのは楽器の構造、そして発音原理です。ピアノという楽器はかつて「チェンバロ」という楽器でした。音は今と比べればギターに近い音で、仕組みとしてはピアノとさほど変わりません。ですが、実はそのチェンバロの前身のような楽器も存在していました。「ツィンバロン」という楽器です。ピアノのご先祖様のようなものですね。 ピアノとツィンバロンの一番の違いは鍵盤の有無です。ツィンバロンには鍵盤がありません。じゃあどうやって音を出していたのでしょうか……? 実際に画像を調べてみてもらったらわかると思うのですが、ツィンバロンはピアノの面影はあるものの、弦は剥き出しになっていて、鍵盤を介さず直接指で弾く、もしくはバチのようなもので叩くという方式をとっており、またその構造はツィター属の定義である「共鳴体に平行に弦をはる(琴をイメージしてもらったらわかりやすいかと)」というのに当てはまっています。そしてそのツィンバロンに鍵盤をつけ弦を直接叩く作業を簡略化したのがチェンバロ、さらにそのチェンバロを改良したものがピアノですので、発音原理的にはピアノはツィター、そして琴と同じなんですね笑。     さて、本当はね、気と電の話をした後に日本音楽史の話に戻ってベートーヴェンの話もしたかったんですけどね……。 意外にも筆が乗ってしまってブログの癖に星新一のショートショートぐらいの分量になってしまいました……。 めっちゃ中途半端なところだと思うんですけど、一旦、一旦今回はここで終わろうと思いますッ……。 いやマジですいません、私もここまで話が広がってしまうとは思ってなかった……。   次回は「楽器分類法後編」「日本の独自の音楽文化」「ベートーヴェンこぼれ話」 の三本でお送りします。お楽しみに!!